庄内町

住宅建設祝い金２１００万円

総工事費５億５千万円に

　庄内町では20年度、新たに「持ち家祝い金制度」が創設され、昨年４月の受け付け開始直後から申し込みが相次ぎ、昨年末までに１０８件を受理しました。

　地元の建設業者に発注した住宅の新築・増改築工事（50万円以上）に対し、施工主に祝い金を交付するものです。

　祝い金は工事費の５％（限度額50万円）で、町では当初予算１０００万円を計上しましたが、申込みが相次ぎ、６、９、12月議会に補正予算を繰り返し追加しました。

　総工事費は５億５０００万円で、祝い金の支出は約２１００万円に上っています。

　これまで町内の住宅の新築や増改築は、大手などのハウスメーカーがほぼ７割を受注し、地元の大工さんには仕事が回らず、ハウスメーカーの安い組み立て労働が恒常化していました。

　鶴岡民主商工会余目支部が「地元の建設業者に仕事を回してほしい」と町長交渉を申し入れて実現したものです。

　町建設課では「業者によっては工事が増えたところもある」と手応えを示し、２０１０年度までの３年間は事業を続ける予定です。

　住宅建設祝い金制度は鶴岡市でも見習ってほしい経済効果の高い施策です。