鶴岡市　国保人間ドックの助成額

40歳以上に一日、一泊とも

一律７０００円に統一案

　平成20年度第３回国民健康保険運営協議会が20日開催され、国保人間ドックの助成額統一について審議されました。

　国保加入者への人間ドックの助成額は旧市町村ごとに異なります。

　対象となる人も、旧藤島町では40歳以上全年齢ですが、旧鶴岡市や旧羽黒町ではスポット年齢になっています。

　前回会議では統一案として、

�@40歳以上の全年齢を対象とする（75歳以上は後期高齢者医療制度）。

�A１日も１泊も助成額を一律にし、１日ドッグ自己負担額を７千円で統一するーが提案されています。

■合併による値上げは明白

　藤島地域の場合には現行の助成額（男６２００円、女６７００円）から改善されます。

　しかし、合併前と比較すると、旧藤島町では、自己負担額（日帰り）は男５０００円でしたが、20年度の場合、同７５４０円となり、21年度の統一案でも自己負担額は同６７４０円になり、合併による値上げは明白です。

　旧櫛引町では40歳〜69歳の対象者に自己負担は男２０００円、女２８００円でしたから、３倍以上の値上げになります。

■自己負担引き上げで受診抑制

　日本共産党の関徹市議は、「自己負担額引き上げで低所得者の受診が低下する恐れがある。旧市町村毎に受診率に大きな差があるが、受診率引き上げの方策は」と質問が出され、当局から、「経済状況と受診の関係は把握していない」「全年齢実施で向上する」などと答弁がありました。