農業危機打開 訴え

ＪＡが山形市で緊急集会

　燃油高、生産資材の高騰にあえぐ農業を打開しようと、山形県のＪＡグループは21日、山形市内で３０００人の緊急集会を開きました。

　集会には消費者団体なども参加。庄内たがわ農協からも２８０人の動員要請で参加しました。

　主催者を代表してＪＡ中央会の遠藤芳雄会長が、「燃油高騰をはじめ生産資材の高騰が続いている。生産者の努力も限界で、緊急の対策が必要だ。全力を挙げて４団体による危機突破県民運動を展開していきたい」とあいさつしました。

　集会では、①「食・農・くらしの危機を協同打破する県民運動」を展開するなど４項目の集会宣言を採択しました。

　午前中はＪＡ女性協議会と青年部がデモ行進をおこない、市民に「守ろう、食の未来」などと訴えました。

農業危機突破山形県JA代表者緊急集会

集会スローガン

１．経営と生活を防衛するため　J Aに結集し
　　　　　　　「食・農・くらしの危機を協同で打破する県民運動」を展開する

２．食料自給率向上と県民の食生活の安定のため
　　　　　　　安全・安心な農畜産物づくりを徹底する

３．農家所得確保のため
　　　　　　　万全な経営安定対策の実現を図る

４．急激な価格上昇に対応できる
　　　　　　　生産資材高騰対策の実現を図る