首都圏からＮＥＣ＆関連労働者ネットワーク（ELICNEC）の７人が７月13、14日の両日、ＮＥＣ鶴岡の工場前で宣伝行動をしました。地域からも２人の青年が行動に参加しました。
ＥＬＩＣＮＥＣのホームページには、この日の行動が掲載されています。
７月13日、14日の両日、ＮＥＣ山形の３ヶ所の門前で、鶴岡労連の支援を受けてハンドマイク宣伝とＥＬＩＣＮＥＣ７月号
を配布しました。「ＮＥＣ＆関連労働者ネットワークです。神奈川から、東京から来ました。お読みください」「お疲れさまです」「人減らしリストラを止めさせましょう」と、元気良く挨拶すると、ほとんどの人がビラを受け取ってくれ、何人もの方が「ごくろさん」と暖かく挨拶を返してくれました。
今回の宣伝行動で、ＥＬＩＣＮＥＣ７月号をＮＥＣ山形で働く人たちに合計１０００枚を届けることができ、励ましのメッセージが送れたのではないかと思っています。
ＮＥＣ山形のみなさん、気軽にご相談ください。力を合わせて、人減らしリストラをはね返していきましょう。
■従業員の雇用と生活守れ
当日配布された『ＥＬＩＣＮＥＣ７月号』から紹介します。
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ＮＥＣ山形で働くみなさん、おはようございます。
いま、ＮＥＣエレクトロニクスグループでは、人減らしリストラが暴走しています。
「経営失敗を働くものに押しつけるな」「ＮＥＣとＮＥＣエレクトロニクスグループは、従業員の雇用を守れ」の声を大きく高めていきましょう。
■突然のリストラ案
昨年11月末にＮＥＣエレクトロニクスは、大リストラ案を発表しました。
それまで、ＮＥＣエレクトロニクスの従業員は、昇給昇格の10月までの繰り延べ、わずか年間４ヶ月の一時金などを我慢し、黒字化をめざして懸命に努力してきました。
その結果、ＮＥＣエレクトロニクスは、５半期ぶり19億円の営業黒字を達成しました。
そうした努力に冷や水をかける突然のリストラ案発表に職場からは怒りの声が出されました。
■退職強要相次ぐ！
ＮＥＣエレクトロニクス労組は、会社が退職勧奨を行わないことを前提条件にして、今回のリストラ案を受け入れ、労使間でも「退職勧奨はしない」との確約が交わされていました。
しかし、職場では、労使間の約束を踏みにじる退職強要があとを絶ちませんでした。
「早期退職優遇制度」で職場を去った人・追われた人は、６８５名にものぼりました。
■去るも残るも地獄
４年前にＮＥＣエレクトロニクスから分社化されたＮＥＣファブサーブ（ＮＦＡＳ。約７００名。旧LSI 製造本部の試作製造部門など）で働く人たちの状況も深刻です。
08年12月の会社集約にともない、ＮＥＣ山形への移籍、他社への転職、希望退職など、雇用と生活を根底からくつがえす選択を迫られています。
ＮＥＣ山形には、ＮＦＡＳの製造や保全に携わる約３００名が移籍になる予定です。
昨年１年間だけで全従業員の１割にあたる約１５０名の人員削減が行われ、年末には８インチラインの閉鎖も予定されているＮＥＣ山形で、残った従業員全員の雇用と、ＮＦＡＳからの移籍者全員の雇用が本当に守られるのでしょうか？
現在進行中の「玉突きリストラ」を、みんなの力ではね返していきましょう。
■リストラ案の概要
★2009 年３月をメドに、先端プロセス、デバイスの開発・生産拠点を山形県鶴岡へ移す。（今年の６月に、３ヶ月前倒し08年12月集約を発表）
★相模原地区の約７００名を他地区へ異動する。
★早期退職優遇制度を08年３月末に勤続５年以上かつ満40才以上の社員を対象にして実施する。
★現在６社ある生産子会社を３社に統合する。
