後期高齢者医療に反撃開始

不服審査請求の集団申請へ
民報藤島2008年7月6日第652号

 後期高齢者医療制度が実施され、「勝手に保険料を年金から天引きするのは許せない」「高齢者を差別する医療制度への強制加入は憲法違反だ」と不満の声が続出しています。

 この不満の思いを広域連合や自治体に届けるために、不服審査請求の集団申請が全国で取り組まれています。

 鶴岡・田川地域社保協では7月9日、鶴岡市役所に集団申請をおこないます。

 不服審査請求は、行政が決めたことに不満や不服があるときに、その当・不当をあらそう権利で、請求したからといって何の不利益もお金がかかるものでもない、憲法で保障された主権者としての国民の権利です。

 不服審査請求をとおして、後期高齢者医療制度の問題点を社会的にアピールして改善につなげることができます。

 参加を予定している藤島地域の高齢者は、「月4万円の年金から介護保険料やこの医療保険料で35%も引かれ、自分の懐に残らない」と請求理由を書いて、代理人を通して申請を予定しています。

 審査請求では後日、口頭意見陳述の場が連絡され、その場で「思い」をすべて話すことができ、代理人を選任して、代理人を通して口頭意見陳述もできます。

後期高齢者医療制度 不服審査請求を みんなでおこないましょう!!

集団申請日
7月9日(水)10:00~
集合 鶴岡市役所ロビー(9:50)

行政不服審査法
第1条(この法律の趣旨)
1 この法律は、行政庁の違法又は不当な処分その他公権力の行使に当たる行為に関し、国民に対して広く行政庁に対する不服申立てのみちを開くことによって、簡易迅速な手続による国民の権利利益の救済を図るとともに、行政の適正な運営を確保することを目的とする。