鶴岡市が水道料金改定案を示す

藤島は20立方�b使用で６９０円の引き下げ

■９月１日（10月検針分）から統一

　鶴岡市水道事業経営審議会の第11回会議が12月27日開かれ、市は今年９月１日（同10月検針分）から統一する新たな水道料金案を示しました。

　09年４月に事業統合を目指す月山水道企業団では、鶴岡市と同時期に同じ料金に統一することにしています。

　県の広域水道料金改定を踏まえて算出し、新料金案では、基本料金は口径13�_で１０５０円、20�_は１６４０円、使用料金は一般家庭用の口径13�_では、月使用量10立方�bの場合１７３０円、20立方�b使用では２７２０円となります。

　現行と比較した場合、口径や用途により違いがありますが、地域ごとでは朝日地域は22・95％の値下げ、温海地域は19・93％の値上げになるとしています。

　藤島地域の場合、使用料金は月使用量10立方�bでは３７０円、20立方�b使用では６９０円の引き下げになるとしています。

■鶴岡地域を参考に５点を確認

　料金統一に向けたこれまでの協議では５点を確認し、

▽用途別を廃止し口径別に統一

▽基本料金と使用水量に応じて従量料金を設定する逓増型従量料金の２部料金制

▽基本水量を設定しない

▽使用水量が増えるに従って単価が高くなる逓増度を抑える

▽鶴岡地域の形態を参考にするーを踏まえ、新料金を設定することを確認しています。
　としています。

■県は25・４％引き下げ「水道料金日本一」を返上

　山形県は１９９５年以来「水道料金日本一」という不名誉さを続けてきました。

　県では４月から、県内23市町村に供給する県営広域水道料金を平均25・４％引き下げる方針です。

　山形県全体の家庭用水道料平均月額は４３６１円（20立方�b、07年４月１日現在）で、２位の佐賀県より１２０円高く、全国平均の１・４倍となっています。

　県企業局は「今回の引き下げで、単純計算すると県平均の水道料は６・５％下げられる」とし、日本一高い水道料金は計算上は佐賀、青森、宮城の各県に次いで４番目になるとしています。

鶴岡市の水道料金改定案
一般家庭　口径13�_の場合
使用料金の現行料金との比較

基本料金は口径13�_で1050円
（月山水道は現行1035円、鶴岡は5立方�bまで950円、10立方�bまで1650円）