米概算金を１万円に決定

営農と暮らしの見通し立たず

　全農庄内本部は３日、緊急運営委員会を開き、19年産米の概算金単価を決めました。

　概算金設定の前提として、はえぬきは、

　�@１万２千円以上の仕上げ価格となる

　�A共同計算費用は２千円以内になる、として、前年比マイナス１７００円の１万円を決定しました。

　全農が19年産米から「内金７千円＋追加払い」という制度改悪で、概算金の大幅な引き下げを決めましたが、１万円でも農家の苦境は変わりありません。

　山形県の米の生産費は60�`１俵１万３２１５円で、１万円はそれを大幅に下回ります。

　18年産米の10�e当たりの所得は４万９８８７円にしかならず、５�fの大規模農家が４�fに稲をつくっても２００万円の所得を得られないというのが現実です。

　営農も暮らしの設計も破壊する自民党農政とそれに追随する全農に対して、反撃しない限り農家の未来はありません。

農協の米仮渡金