新たな市総合計画に向け、旧５町村で意見を聞く地域懇談会

　鶴岡市の新たな市総合計画は09年２月策定の予定で、市総合計画審議会では旧５町村の地域懇談会、総合調整部会と７専門委員会で計画案を協議し、08年９月に答申策定します。

　旧５町村の住民から意見を聞く地域懇談会は18日、羽黒、藤島地域を皮切りにスタートしました。

　市藤島庁舎で開かれた地域懇談会には、会長の小野木覚藤島町商工会長ら住民代表15人と市議が出席し、地域課題をテーマに意見が交わされました。

■横手市は地区会議に予算つけ

　鶴岡市と同時期に合併した秋田県横手市（１市５町２村・人口10万３千人）では地域自治区制度をとり、市の運営に可能な限り地域の意見が反映されます。

　さらに、おおむね小学校単位で組織する「地区会議」制度を設け、地域課題を自分たちで解決できるような方法を採っています。

　「地区会議」には、運営費補助（１〜３万円）、ソフト事業（20万円限度）、ハード事業では予算３千万円を各地域に枠配分し、優先順位に基づき、市が事業を実施し、住民主体のまちづくりを進めています。

　例えばソフト事業では環境美化啓発運動や防災マップづくり、ハード事業では生活道路整備や側溝蓋整備など、身近で小さな課題が合併後もきめ細かく取り組まれています。（市報「よこて」４月15日号）

横手市広報「市報よこて」４月15日号2〜3ページPDF