藤島地域の敬老会が21日に東栄、渡前で、22日に藤島、長沼で、29日に八栄島地区でおこなわれます。17年度から75歳以上の招待者となり、19年度は２１２４人（18年度２０６０人）です。
祝い品は昨年から新市で統一され、77歳喜寿（１７７人）に座布団、88歳米寿（64人）に賀詞が贈呈されます。
旧藤島町では米寿に賀詞と商工会商品券（１万円相当）がありました。
敬老会の予算は19年度、約１００万円も削減されたため、様々な見直しがされています。
招待者１人当たり単価が３０００円から２５００円に５００円カットされ、各地区の実行委員会ではその削減分を埋めるために対応に知恵を出しています。
藤島と渡前地区は料理や菓子、飲みもの全般を見直し、東栄地区は紅白まんじゅうの単価下げ、八栄島地区は料理・菓子の見直しや、乾杯に「藤島の酒」を出していたのをビールに変更し、長沼地区はロールケーキを無くして、乾杯には女性も呑めるよう酒からビールにするなど、工夫に努力しています。
地元のお菓子業者は少なからず影響を受けています。
全体の予算も削減されたため、これまで盃は持ち帰りだったものが持ち帰りは無し、「藤の花の湯飲み」は２ヶから１ヶへ減らし、地区別シオリは合同シオリにして、分別や綴じる経費を削減しています。
実行委員会に協力員として出席した女性は、「敬老会の予算まで削減するとは悲しい。何のために合併したのか」と語っていました。
■金婚式は来年廃止
さらに「金婚式」は新市では旧藤島町だけの事業だとして、今年度（６月29日開催予定）限りとされ、来年から廃止になる予定です。
旧藤島町は福祉に力を入れてきましたが、合併の調整で後退の連続です。
