市下水道使用料等審議会

値上げで合意

藤島は農集排32％もアップ

　鶴岡市下水道使用料等審議会が11日開催され、諮問された内容について合意する方向が確認されました。
　23日の審議会で意見集約し、11月中旬に答申、12月定例市議会に条例改正案を上程する予定です。

■来年４月から大幅値上げが実施

　諮問された内容で決まれば、藤島地域の下水道使用料は来年４月から大幅値上げが強行されることになります。

　30m3当たりで、下水道は月額４４１０円から５１９７円（+７８７円）へ17・８％、農集排が３９３７円から５１９７円（+１２６０円）へ32％、浄化槽が４４１０円から４５６７円（+１５７円）３・６％、アップされます。

　さらに、22年度は13・８％、24年度は６・９％、26年度は12・２％の値上げも予定されています。

■廉価に努力してきた地区ほどアップ

　日本共産党の加藤太一市議は、人件費を一般財源で賄うなど、旧藤島町のようにこれまで廉価に努力してきた旧町村ほど上げ幅が大きくなることを指摘し、下水道使用料への資本費の算入など問題を追求しました。

　１万円米価への暴落で経済的困窮にある農家に、農業集落排水使用料を32％もアップするなど許されていいわけはありません。

　合併前の旧藤島町議会であれば、あらゆる手段で値上げを抑えるところですが、鶴岡市は事務的、官僚的に住民負担増を進め、合併のデメリットは誰の目にも明らかとなります。