三川町ではこのほど、猪子周辺事業所等配置図を町議会に説明しました。鶴岡市内の国道７号沿いにある電気店など、大型チェーン店が三川町の大規模ショッピングセンターに次々と移転し、市内国道沿いは閑散とする一方、三川町には巨大商業地帯が形成されています。
■30以上のテナント
イオン三川ＳＣの北側は、大和ハウス工業と同社グループ企業の大和情報サービス（ともに本社・東京）が開発した「アクロスプラザ三川」（８ha）に20店舗、さらにその北側は鶴岡市大宝寺町の不動産業・ロック（金子正幸社長・猪子出身）が開発した「ル・パークみかわショッピングスクエア」（12ha）に12店舗が出店し、計30以上のテナントが並んでいます。
■住宅地を開発
バイパス４車線化
「ロック」では隣接東側に新たな住宅用地を開発し、居住人口の拡大もねらっています。
国では国道７号三川バイパスの４車線化（ル・パーク北交差点から県道庄内空港立川線交差点まで）を、来年８月供用開始に向けて７月に着工します。
三川町では法人町民税がイオン等から約１億円、北側開発地から約１億円の合計約２億円を見込んでいます。
しかし、猪子周辺開発の用地は借地で、いつでも撤退できるようにしており、庄内の地域経済にいびつな影響を与えるのは確実です。
