23日　庄内たがわ農協の総代会

販売額は合併時の６割

民報藤島2006年6月25日第549号

　庄内たがわ農協（黒井�ｺ夫組合長）の第11回通常総代会が23日、庄内町梵天で開かれます。

　組合長が交代した初年度でしたが、全農庄内のリベート問題やＪＡ庄内たがわの子会社「梵天」の廃止、18〜20年度の「第４次中期経営計画」で信用店舗（支所）の廃止計画の策定などに追われました。

■販売総額は前年並

　平成17年度の事業実績では米穀販売が１３３億円で前年度より３億円増加しましたが、前々年の水準は回復していません。

　販売総額が１７７億円で０・２％の微増と前年並みの水準です。

　合併基準年（平５）の３００億円と比べ１２５億円も減少し、当時の59％の水準です。

　平成17年度の経常利益は２億６９８３万円（前年度２億３７０６万円）、当期剰余金は６６４６万円（同５６６９万円万円）で、前期繰越剰余金１億００５４万円、再評価差額金取崩額と目的積立金取崩額を合わせ、当期未処分剰余金は１億６４９０万円（同１億５０５４万円）です。

　このうち利益準備金８０００万円（前年度５０００万円）を除き、８４９０万円が次期繰越剰余金となります。

　目的積立金は、第９回総代会（16年６月）で決められた合併記念事業のためで、17年度
に３０００万円全額を取り崩して記念誌などの発行に当てられました。

■余目町農協は組合員配当あるが

　ＪＡ庄内たがわでは自己資本増強に力を入れ、自己資本の伸びは合併時と比較して３割増となりましたが、合併11年が経過しても組合員への配当は一度もおこなわれていません。

　合併しない余目町農協では、17年度での出資配当２・０％、米60�`１俵当たり70円の特別配当をおこない、組合員に利益還元を毎年おこなっています。