介護保険料 藤島は4割アップ

月額4158円に統一

基準額は年額5万円
民報藤島2006年3月5日第534号

 鶴岡市議会3月定例会に介護保険料の大幅アップが提案されます。

 平成18年度から第3期の介護保険事業計画となり、旧市町村で異なっていた介護保険料(65歳以上の第1号被保険者)を統一する計画です。

 値上げ案は、基準額(世帯課税・本人非課税)で月額4158円(年額4万9896円)とし、市民税の課税状況で5段階になっているものを6段階に改正する計画です。

藤島は庄内でも最大の値上げ幅

 藤島町ではこれまで、第1期(H12〜14)月額2580円、第2期(H15〜17)月額2980円でしたが、値上げ率は39・5%と、鶴岡市でも庄内でも最大の上げ幅になります。

 旧鶴岡市の介護保険特別会計は県からの借入金が多額で、今回の料金見直しと統一により、旧町村が鶴岡市を助けた形になります。

 藤島の国保税の大幅アップ(医療分2割・介護分5割アップ)に続き、介護保険でも大変な負担増を強いられ、藤島の住民にとって今回の市町村合併は大変なマイナスであったことが明白です。

 合併した酒田市では、最も料金が安い八幡町に激変緩和で格差を付け、酒田市が月額4350円に対し、八幡町が3900円と不均一料金に設定しています。

 年金から天引きされる介護保険料の高負担に徹底追求が必要です。

介護保険1号被保険者の保険料案(基準額・第3期H18〜20)

値上げ案(基準額) 増加額
(年・円)
増加率
(月額・円) (年額・円)


鶴岡 3,350→4,158 40,200→49,896 + 9,696 +24.1%
藤島 2,980→4,158 35,760→49,896 +14,136 +39.5%
羽黒 3,100→4,158 37,200→49,896 +12,696 +34.1%
櫛引 3,280→4,158 39,360→49,896 +10,536 +26.8%
朝日 3,250→4,158 39,000→49,896 +10,896 +27.9%
温海 3,125→4,158 37,500→49,896 +12,396 +33.1%
三川町 2,960→3,520 35,520→42,240 + 6,720 +18.9%

余目 3,250→4,290 39,000→51,480 +12,480 +32.0%
立川 3,265→4,290 39,180→51,480 +12,300 +31.4%

酒田 3,560→4,350 42,720→52,200 + 9,480 +22.2%
八幡 2,900→3,900 34,800→46,800 +12,000 +34.5%
遊佐町 2,900→3,700 34,800→44,400 + 9,600 +27.6%

合併しない三川町と遊佐町が安い