組合と合併の枠組みとは別問題

消防、ゴミ処理を広域で進めるのはごく普通のあり方です

■島根県東出雲町

　「松江市と令併せず」との東出雲町に対し、松江市長が消防、介護、ゴミ処理などの広域事業組合の解散を発言しましたが、住民の批判が高まり「無期限の受委託」として解決しました。

●群馬県富士見村

　隣の前橋市との間で消防業務をめぐって同様の問題が発生しましたが、消防庁の方針を受けた県が調整にのりだし、「無期限の受委託」となりました。

■島根県斐川町

　出雲市は2003年12月に住民投票の結果を受けて単独町制を選んだ斐川町に対して、消防を３年間の期限付きで委託を受ける。現在、出雲市は期限切れ後の継続拒否を示し、県が無期限委託で本格的に説得中。

　これらの事例は、一時的とはいえ地方自治法の本旨から逸脱したものです。

　いずれにせよ「自立の町」は三川町民の多数が選択した道であり、この方向で安心できる町づ＜りをする道はなにかをまじめに考えるのが、町民、議会、町当局の当然の姿ではないでしょうか。