藤島音楽祭に県補助金カット

鶴岡市のカットは踏みとどまるが

民報藤島2006年10月8日第564号

　ふじしま文化フェスティバルが10月28日（土）から11月11日（土）まで開かれます。

　今年度から県補助金80万円がカットされ、予算が市だけとなり、事業費が昨年の１６０万円から半分の80万円に減らされています。

　補助金の多くは「藤島音楽祭」に当てられてきましたので、斎藤弘県知事の「非義務の事業はゼロベースから見直し」が文化事業に大きな打撃を与えています。

　県民に痛みを与える予算カットにはオール与党が賛成し、日本共産党の笹山一夫県議だけが反対しました。

　実行委員会ではガイドパンフを８頁立てから６頁に減らし、町民音楽祭の写真・ビデオ撮影を48万５千円から４万円に大きく削減するなどの対応に追われています。

　県の補助金は総合交付金のメニューの中で、市町村の個性豊かな文化事業の目的で「輝く四季のくにシンボル44」事業として、平成12年度から毎年１００万円交付されてきました（17年度80万円）。

■県がカットすれば市もカット

　鶴岡市では「県補助金がカットされたものは市もカット」の方針で、「シンボル44」県補助金がカットされた「雪の降る町を」つるおか冬まつりコンサートには、市の予算をカットしました。

　そのためコンサートは全額入場料で経費をまかなうことになります。

　鶴岡市では11月11日の「藤島音楽祭」に対しても予算をつけず「入場料」で運営すべきという意見でしたが、長年無料でおこなってきたものを有料化にはできないとして、今年度は昨年度同額を予算化しました。

　しかし来年度は「市の財源が50億円も足りない」状況で、カットされる恐れが大きくなっています。

　合併のデメリットが藤島の個性豊かな文化事業を後退させないよう力を入れていかなければなりません。

県補助金がカットされた藤島文化フェスティバルの予算

藤島音楽祭の写真・ビデオを48万5千円から４万円に減額して対応