アスベスト（石綿）

町の公共施設には無

民報藤島2005年7月17日第502号

　アスベスト（石綿）の問題が連日、報道されています。

　町当局によると、藤島町の公共施設では平成14年、東栄小学校放送室に残っていたことが判明し、改修され現在ではまったく使われていないとのことです。

　月山水道企業団でも石綿セメント管の老朽管更新事業が平成12年度で終了し、今は残されていません。

■静かな時限爆弾

　全国でアスベストを取り扱った労働者が、がんやじん肺で３５０人以上も死亡していたことが明らかになり、被害は家族、周辺住民にも及んでいます。

　耐火・耐熱性のある石綿は建材などに広く使われてきました。

　花粉より細かい石綿の粉じんを吸入するとがんの一種である悪性中皮腫（ちゅうひしゅ）や肺がんなどを発症します。

　中皮腫は平均40年前後も潜伏期間があり「静かな時限爆弾」とも呼ばれます。

　中皮腫による死亡者は今後40年間で10万人にのぼるという予測もあります。