中心街の活性化策を強化

臨時議会

５割増額の補正

民報藤島2005年7月17日第502号

　藤島町議会臨時会が12日開かれ、ふれあいセンターに併設する「ふれあいの館」（仮称）の事業費の大幅な増額補正を決めました（全員賛成）。

　当初予算８５００万円に４７６０万円を増額し、１億３２６０万円としました。

　５割増の大幅補正としたのは、増築面積を当初計画より10坪（33�u）多くし、既存施設の改造に力を入れたためです。

■利用者の声反映

　既存のふれあいセンターの改造では、管理運営している町商工業協同組合の意見や利用者の声を多く反映させています。

　特に�@入口が多く防犯上問題ーー入口に風除室を設け１か所に。店から死角になっている公衆トイレは既存施設内に変更する。

�A子どもや高校生が待合や飲食できるーー厨房は今の位置でその前にカウンターを設け、厨房前で飲食できるようにする。

�B売り場面積の拡張とイベントに活用ーー店舗と研修室の壁を取り払い、イベント室として広げて活用できる。

�C昼食や休憩できる部屋を設けるーー会議室を畳敷きにして休憩にも活用できる。
ーなどです。

　来年３月にオープンする計画で、工事期間の約半年間は仮店舗を設置して利用者に不便をかけないようにします。

　増築施設は１４１坪（４５７�u）で福祉センターの機能を持ち、多目的室や和会議室２部屋、交流・談話・図書コーナーが設置され、社会福祉協議会の事務局が配置されます。

　外観は藤島城址に合わせ南北朝館に似せてつくられます。

　都市計画道路北側にある旧ＪＡスタンド跡地（中町公民館前）は、農協と町との交渉で町有地の旧駅前公民館跡地と交換することになり、さらにスタンド西側隣地の民有地88�uは町が購入することにし、駐車場として活用されます（道路を横断する時の安全面は課題）。

　子どもから高齢者まで多目的に活用できる施設として、元町中心街の新たな活性化が期待されます。