南北朝の館（やかた）をイメージ

中心街の中核施設を再構築

民報藤島2005年6月12日第497号

（写真：室町・戦国期の館）

　農協スーパー跡地のふれあいセンター敷地内に、中心街の新たな活性化策として、南北朝館（やかた）をイメージした「ふれあいの館」（仮称）が９月着工で建設されます。

　その配置図面案が議会に示されました。

　３案のうち、既存建物の東側に接続し、南側にも配置する案が有力ですが、さらに検討が深められます。

借金返済が始まったばかり

　平成13年４月に開設し、４年しか経過していない「ふれあいセンター」を取り壊すには議会の理解が得られません。

　ふれあいセンターは用地取得も含め全額借金で約１億円（建物２６００万円）の事業でおこなわれ、平成16年度に償還が始まったばかりでした。

　取り壊すとすれば残っている借金（９７７０万円）を一気に返済しなければなりません。

　ふれあいセンターの店舗利用客は１日平均１７４人（前年１６５人）と好評です。

　新施設では店舗面積を広げ、現在の福祉センターの機能を移設し、社会福祉協議会事務局の移動を考えています。

　子どもからお年寄りまで気軽に活用できる施設とし、藤島城址に似つかわしい館（やかた）が誕生します。

第１案　既存施設（斜線部分）を残さない

第２案　既存施設（太線）を残し、東側に接続して配置するが、東側から店舗が見にくい

第３案　既存施設（太線）を残し、東側に接続し南側にも配置するが、南側の多目的室が奥まってしまう。
増築面積431.19�u（133.1坪）、既存面積340.18�u（105.0坪）、厨房増築面積32.72�u（10.0坪）、合計804.09�u（248.1坪）