高規格救急車の入札

温海町に日産車が落札

民報藤島2005年5月22日第494号

落札された日産車

　鶴岡地区消防事務組合の臨時議会が17日開かれ、温海分署に配置する「高規格救急車」の取得について審議されました。

　車体は２９２０万円で車種は「日産車」。

　救急車の内部器材は９３０万円で「岡崎医療」が落札しました。

入札仕様書は公正に

　この入札の「仕様書」は改善され、車体の回転半径の数値はなく、特定メーカーに限定することはないと説明がありました。

　これは酒田地区で起きた事件を踏まえ鶴岡地区においても透明性・公平性を求めた日本共産党市議の指摘が実現したものです。

救急と火災同時発生の場合

　藤島町の分署の救急車発動回数は年３８０回を超えていますが、分署職員が４人体制になる日もあり、救急車で３人が出動すると１人しか分署に残らなくなります。

　その時に火災が同時に発生した場合にどうするかが課題になっています。

　藤島町の分署（14人）では常時５人体制で月３回程度４人体制になります。

　近隣の分署とのネットワークや新たな対策が必要ですが、鶴岡地区管内では救急車と火災の同時発生は16年度２回だけとのことで関心は今ひとつです。

　消防職員の配置基準に満たしていないのに、合併では消防職員は類似団体と比べ35人超過しているとされ、合併後は技能職の退職不補充が計画されており問題です。