中心街の活性化に新施設

福祉・地域文化活動の拠点

民報藤島2005年5月22日第494号

　元町中心街の活性化を進めるため、ふれあいセンター敷地内（ＪＡスーパー跡地）に建設される地域交流センター（仮称）の建設計画が検討されています。

城址と一体感

　ＪＡスーパー撤退後にふれあいセンターを建設して５年が経過しました。

　日用品の販売や農産物の直売は高齢者などに大変喜ばれていますが、当初のねらいであるボランティアセンターや農業情報機能は目的を達成していません。

　町では新しい施設のねらいとして

�@元町中心街の活性化

�A社会福祉協議会事務局を福祉センターから移動し、高齢者・児童福祉・世代間交流の拠点

�B藤島城址と一体感を持った外観にし、地域文化活動の拠点

ーなど多機能型施設を検討しています。

福祉センター廃止後も見通して

　現在、福祉センター内でおこなっているデイサービスは特養ホームふじの花荘の増床計画で統合され、施設も関係者の協議を経て廃止する考えも出されています。

　福祉センター内にある社会福祉協議会事務局を移動し、町民の福祉相談窓口やボランティアセンターの機能も新施設でおこなうことによって、にぎわいを取り戻したいとしています。

　町では都市計画プランやまちづくり計画がつくられていますが、藤島城址の周辺開発に結んで南北朝舘（やかた）をイメージした外観にしたいとし、名称も例えば「ふれあい舘（やかた）」などと、それにふさわしいものを検討しています。

　担当課では５月中に企画・調整し、６月中に実施設計、９月頃から工事に着手し、年度内に完成したいとしています。

　当初予算は８５００万円ですが、ふれあいセンターと一体となった施設にするとすれば現施設の改修もあり、増額補正も検討されます。