藤島型特別栽培米
庄内産直センターを通して販売
民報藤島2005年4月17日第490号
藤島町の「人と環境にやさしい農業実践者の会」(鈴木紀生会長、現在約20人)では藤島型特別栽培米を「庄内産直センター」を通して販売することを決めました。
「庄内産直センター」(代表理事渡部正一)は「農民運動庄内農民センター」(遠藤重輔組合長、組合員200戸)が立ち上げた産直組織で、販売する農家はすべて農民センターに加入しています。事務所は羽前大山駅南西側の栃屋にあります。
藤島町ではエコタウンプロジェクトとして有機認証機関を立ち上げ、特に町独自の藤島型特別栽培米(栽培予定者13人)は有機米に限りなく近いもので除草剤1成分1回のみ認めるものです。
しかし、業界などからは理解を得るまでには至らず特別栽培米と同じ扱いであり、苦労に見合う価格が得られていませんでした。
そこで実践者の会では販売先を探していたところ、消費者と共に農業や食を守る運動を続けながら販路を拡大している「庄内農民センター」に出合ったものです。
センターではコメを中心に神奈川県や東京都などの保育園(30園)や小・中学校(50校)の給食などに毎日届けています。
鈴木紀生会長は「精米して産直ルートを通じて直接販売するから有利な価格になるのだろう」と期待を述べていました。