庄内町議会

合併前のずさんな行政が露呈

民報藤島2005年12月25日第525号

　庄内町議会では、旧立川町と旧余目町の公共用地が未登記になっている問題を、日本共産党の日下部勇一議員が追求しました。

　日下部議員によると、立川町の17年度予算書附属書に公共用地が未登記と記されているものが５つあり、それを質したら次々と出てきたとのことです。

　調査の結果、１２４筆（旧立川１２２筆、旧余目２筆）あり、その多くは道路用地として買収した土地で、中には元所有者の担保物件になっているものや、町の有力者の名義になっているものもあるとのことです。

　町は旧地権者に固定資産税を課税していなかったか、監査委員に未登記用地の監査を依頼。議会でも19日、監査請求をすることを決めました。

■高級メロンを代議士・県議らに付け届け

　庄内町議会では決算審査で、旧立川町の町長交際費も問題にされ、
町長が集会などに酒を持参することが頻繁にあり、８月には国会議員や県会議員に高級メロンをお中元として付け届けしていることも判明しています。

　旧立川町議会副議長が議会運営委員会の委員でないにも関わらず、オブザーバーで出席して、費用弁償１４４０円を計13回受け取っていた不法な処理が指摘され、本人は現在庄内町議会監査委員となっており、日下部議員は監査委員の辞職を要求しました。

　庄内町議会では「立川町は財政再建団体一歩手前でありながらずさんな行政で、合併しなければ良かった。登記費用に多額の出費だ」と嘆きの声が聞かれます。