除雪委託料の単価切り下げ

鶴岡市に統一で業者に痛み

民報藤島2005年12月11日第523号

　建設業者への除雪委託料が今冬から鶴岡市に統一され、藤島や羽黒の業者は大幅に単価が引下げになります。

■１時間６０００円も引下げ

　これまで藤島町では１時間当たり１万５５００円、羽黒町は１万６５００円でした。

　それがブルドーザーの�d数に応じて、ハイドバン９�d１万２１００円・８�d１万１６００円・７�d１万０８００円、バケットで８�d１万０９００円、７�d９４００円です。

　元町地内をバケット７・５�dで除雪している業者は、１時間当たり１万５５００円だったのが９４００円に、６０００円もの大幅な引下げです。

■鶴岡市は�d数区分で毎年引下げ

　担当課では「藤島町は平成９年度以来据え置いてきた。鶴岡市は�d数区分で単価を設定し、毎年見直しして引き下げてきている。合併で統一となった」とのことです。

　合併効果で、行政にとっては安あがりですが、業者にとっては急激な痛みです。

　「鶴岡市内の除雪は藤島町と比べて粗末だ」と言われていますが、単価の安さが影響しているのではないでしょうか。

　それが鶴岡市並みの単価に引き下げられ、今冬の除雪体制が心配になります。

■除雪ボランティアに一工夫が必要

　高齢者世帯に対する藤島の除雪ボランティア補助（１回５００円１日１０００円）は今冬も継続されます。

　町内会を通じて団体補助として支給してきましたが、除雪作業労賃としては不足であり、依頼する側が「除雪要望に十分対応してくれない」という不満も出され、本来のねらいであるボランティア育成が十分に発揮されていません。

　このままでは来年度打ち切られる恐れがあり、ボランティアする側も除雪を依頼する側も、隣近所の助け合いを発展させる工夫が必要になっています。