羽黒町長の専決処分に

阿部町長は見解示せず

民報藤島2005年1月30日第480号

　藤島町議会臨時会が１月25日開かれ、合併の準備のための補正予算が11対４で可決されました。

　補正予算は電算化統合のための予算で１千万円が追加されました。

　加藤鉱一議員は、羽黒町長の専決処分に対する町長の見解を聞きましたが、町長は見解を明らかにできず、合併対策室長が「羽黒町長が法に基づき専決処分をしたと言っている」との答弁だけでした。

　地方自治法に違反する疑いのある専決処分であり、阿部町長が議会で公式には答弁できない問題をはらんでいます。

　合併の法的成立に疑問が残されたまま合併を進めることは許されません。

　羽黒町議会では26日の臨時会で町長専決処分の承認が９対８で可決され、合併反対派の議員が提出した「町長不信任決議案」は、投票の結果９対９で４分の３以上に達せず成立しませんでした。