台風被害で激甚災　 発動せよ

政府は米価安定に責任果たせ

　藤島町の９月議会最終日の15日、「拡大する台風による農作物等への被害対策」と「米の受給と価格の安定、政府備蓄の充実を求める」２つの意見書を全会一致で採択しました。

３等米で仮渡金１万円

　８月20日の台風15号の強風と潮風による農作物への被害はおびただしく、９月１日現在で被害面積２９，５２１�f、被害金額90億８２００万円を超え、16号（31日）や18号（９月７・８日）も加え、被害が拡大しています。

　水稲は、台風による葉枯れ・穂枯れ・枝梗枯れの影響で、減収だけでなく登熟停止した籾が多く、等級低下が著しくなっています。

　ササニシキは暑さに弱いため３等米が多く、３等米では農協の仮渡金は１万円にしかなりません。

　意見書では、天災融資法の適用と激甚災害指定の発動、被災農家に対する対策資金などを強く要望しました。

農民センターの請願で

　また、全国的な豊作基調と政府米の売却増加で米価暴落が深刻となっており、農民センターの請願を採択し、政府に「米の受給と価格の安定の責任を果たせ」との意見書も提出しました。