藤島町の主要財政数値の推移（決算等計数値）

　藤島町の15年度決算は新保育園や堆肥センターの建設など大型事業があり、前年度より15％増加しました。

　財政指標では、硬直化の度合を示す「経常収支比率」が83・７％から86・４％と高まりました。

　町では「障害者福祉が支援費制度となり、特別会計への人件費繰出金など経費の分類に変更があったためで、実質的には前年度と同水準」としていますが、借金返済の公債費増大など悪化要因は構造的です。

　町の借金残高は10％伸びて69億円となり、町民１人当たり56万１５４４円になります。特別会計では農集排24億円、公共下水道43億円で、町全体では１３６億円となり、町民１人当たり１１０万８５０４円となります。

　厳しい行財政改革を進めるべき時に、５６６億円の合併特例債という借金を目当てに８００億円もの公共投資を進め、借金体質を10年間続けようとしています。

　特例措置がなくなる10年以降のことは「野となれ山となれ」で、借金地獄をつくり出す合併は阻止しなければなりません。

藤島町の主要財政数値の推移（決算等計数値）