堆肥センター建設用地
果樹組合所有の土地を候補に話し合い

民報藤島2003年6月29日・第400号

　藤島町の堆肥センター建設用地について、23日の議員協議会で町から説明がありました。

添川地内の柿畑

　阿部町長は「鷺畑・千原の果樹組合が所有している添川地内の土地約40haのうち、４ヶ所を候補地として提示していただいている。うち１ヶ所を選んで周辺の町内会に説明に回ったが、東堀越からは搬入路の関係や真東ということで、もっと南の方へ移れないかと言われている。

　果樹組合では柿の木もあり、話し合いを進めている最中である」と説明しました。

町民合意を大切に

　議員からは「町民のコンセンサスが大切」「補助事業は大丈夫か」
などの質問が出ました。

　町長は「町民の合意を大切に進めていく」とし、「来年10月で家畜排せつ物法の猶予期間が切れ、野積みが禁止されるので、全国から堆肥センター建設の手が多く上がっている。県は藤島町の構想を支持し１億３千万円の補助を約束した。今年度は９千万円の補助となる」と説明しました。
　
家畜排せつ物法

　家畜排せつ物法では水質汚濁防止のため、一定規模以上の農家の野積み、素掘りが禁止されます。

　対象農家は牛10頭以上、豚１００頭以上、鶏２千羽以上、馬10頭以上です。

　都道府県が指導・監督し、罰金は最高で50万円です。

　藤島町ではエコタウン事業の拠点施設として取り組むとしており、今年度着手に向けいよいよ大詰めです。

　今年２月22日、藤島町で開かれた日本有機農業研究会の全国大会で司会をつとめた加藤鉱一・日本有機農業研究会幹事