藁と俳句…�R　　　　　　　　工藤博司

民報藤島2003年6月1日・第396号

ワラムシロ立てトラクターメーデーへ

　ていねいに編上げたワラムシロは農家のくらしに昔から欠かすことが出来なかった。

　それは田畑から収穫したものや、山菜などを干すときにも、また、人々が座ったり、寝るときにも使われた。万能用具とも言える。

　一揆などで要求を大書きしたムシロ旗の波は勇ましく、その伝統は今日も伝わっている。

　“要求米価”を墨太々と書かれたムシロ旗がトラクターの上にくくられ、メーデーなどの集会に参加する姿はなんとも頼もしく、労働者の戦闘性もいやが上にも高まるのである。

　今こそそんな闘いを組織するときでは。