庄内４首長らが観光旅行

民報藤島2003年12月28日第426号

　県市町村職員退職手当組合の視察研修は「観光そのもの」と批判がありました。

　とりあげたのは、余目町議会の一般質問で日下部勇一議員です。

　組合の議会は16人で、うち庄内が４人（余目・朝日・八幡・羽黒の各首長）。議会議長は羽黒町長です。

　16人のうち９人が参加し、徳島県へ11月27日から２泊３日で、上勝町のゴミ処理施設などを訪問後、脇町うだつの街並みや四国民家博物館など５カ所の観光地を巡りました。

　この組合は市町村長や職員などに退職金を支払うために積み立てている団体で、ゴミ処理施設や観光とは何の関係もありません。

　この組合の経費は加入市町村の公費負担で、町長など特別職は給料月額の41・５％が市町村の負担です。一方、受け取る退職手当は町長が給料月額の60％、助役35％、収入役30％、教育長25％、鶴岡市長は特別で70％でしたが、今回の退職から58・４％とし、町村長も同率に引き下げました。

　市町村長らに高額な退職手当を支払い、観光旅行までさせる余裕が、今の自治体にあるのでしょうか。

・高額すぎる町長の退職金／退職手当組合の議員は市町村長（民報藤島2002.6.23）