6月議会 一般質問(加藤鉱一議員)

九条の会伊藤千尋講演会後援不承認の理由は

総務部長「市が一定の方向性を示したと誤解を招き、市民に混乱を生じさせる」

新つるおか2026年07月05日No.2497

 6月22日に行われた鶴岡市議会の一般質問で、日本共産党の加藤鉱一議員が①名義後援不承認と平和・憲法学習、②長沼温泉ぽっぽの湯の施設改修、③藤島文化スポーツ事業団、④鶴岡市長選挙に関する告発について、取り上げました。

公務員には憲法を尊重・擁護する義務

 「つるおか・たがわ九条の会」主催の九条の碑完成記念「平和と憲法九条守ろう!伊藤千尋講演会」が5月28日、こぴあ2階ホールで開かれ、160人を超える参加者で会場がいっぱいになった。

 会では、鶴岡市と市教育委員会に後援依頼をしたが、「後援不承認」の返答があった。

 「後援不承認」の理由は。

総務部長 憲法のあり方は国の両院の憲法審査会で調査が進められ、市が後援を承認した場合に、一定の方向性を示したと誤解を招き、市民に混乱を生じさせる恐れがある。

 市民の混乱がイメージできない。

 憲法12条は「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。」、99条は「公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」とある。

 国民の不断の努力の学習会や後援会に、今後も名義後援は行わないのか。

総務部長 憲法を尊重し擁護することは当然大事なことだが、申請のあった催しのテーマや内容を総合的に審査して決定する。

 戦争の惨禍の末に、二度と権力が暴走しないように、国民が権力を縛る仕組み、立憲主義を確立したのが日本国憲法だ。

 市は、憲法擁護の義務を果たすべきだ。

 旧教育基本法では、前文で憲法の「理想の実現は、根本において教育の力にまつべきもの」とあった。

 社会教育や学校教育における「平和と憲法学習」はいまどうか。

教育長 社会教育事業として平和や憲法学習の提供は行っていないが、市の平和のつどいで毎年、小中学生や市民に平和の大切さを学ぶ機会を提供している。

ぽっぽの湯リニューアルの課題は

 長沼温泉「ぽっぽの湯」は、開業から26年となり、施設・建物の経年劣化が激しくなっている。

 木材部分の腐食、飾りギボシの落下の危険、脱衣室の地盤沈下、浴室の腐食、サウナ機械のメンテナンス、廊下や床の張り替え、直売所の屋根雨漏りなど、数多くの修繕箇所があり、リニューアルの課題はどうか。

藤島支所長 外壁や浴槽の劣化、照明のLED化など修繕を要する箇所が多岐にわたっており、課題として認識している。

 緊急性や費用対効果を見極めつつ、修繕や改修のあり方を検討していく。

 コロナ禍があけ、入浴者数は毎年増加し、7年度19万8988人で、羽黒のゆぽか21万7102人に次ぎ、三川町の田田18万6803人より多い。

 地域の活性化に大きな役割を果たしており、行革対象施設から除外すべきだが。

総務部長 本市の行財政改革は具体的な対応が進んでいなかった。

 今年度から本格的協議を始める総合計画審議会行財政専門委員会では、公共施設の在り方も検討対象になる。 そこでは、全ての公共施設をゼロベースで検証することが想定され、個別の施設を今から見直しの対象から除外することはない。

 30周年を迎える藤島文化スポーツ事業団が果たしてきた役割をどう評価しているか。藤島支所長 地域文化の振興発展と、住民の健康増進を図る上で非常に大きい。

 事業団の職員であるスポーツインストラクターは、藤島地域だけに置いているが、合併時の調整の経緯を踏まえ、身分の取り扱いは合併後も保障するとしてきたが、待遇の保持や改善はどうか。

教育部長 スポーツインストラクターは、藤島地域のみならず、市全域で住民の健康づくりに寄与しており、その活動に対し市は補助金を交付している。

 待遇の保持や改善は、雇用主である藤島文化スポーツ事業団内で判断される。

市長選問題刑事告発 反省あるか

 「鶴岡市長選挙における公正・公明な調査を求める会」による鶴岡市長選挙に関する刑事告発があった。

 問題の教訓は、内部による調査と顧問弁護士のみではなく、識見を有する第三者の調査結論を求めるべきだということだが、反省はあるか。

市長 なんびとも行える告発がされたもので、現時点で違法性が確認されたものでないことから、違法性があることを前提とした質問には答えられない。

加藤 第三者調査に答弁はなかった。

 市民団体の刑事告発は、第三者と同等の意味で警察に調査を求めたものだ。


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