鶴岡市では市独自に職員給与削減を提案しています

１月９日、鶴岡市では市職労に市独自の賃金削減を提案しました。

　その内容は、平成16年度から３年間、基本賃金から３％、一時金から０・２月（６月・12月）を削減する（年間平均16万円の減収）案です。財政状況が厳しく平成16年度予算がたてられないことからと説明しています。

　�@削減幅　平均４・８％（給与ベース）
　�A削減額　５給12号　187,245円
　　　　　　　　６給14号　217,384円
　�B平均額　一般会計で159,300円


　03人事院勧告で基本賃金が昨年12月から１・07％下げられ、一時金も０・25月削減されています。

　03人事院勧告と今夏の提案を合算すると約７・７％の削減となり、
　５給12号では約353,245円の削減
　６給14号では約383,382円の削減
になるとしています。

　市当局は財政が厳しいと言いますが、30億円をかける芸術文化総合展示場は３分の１が市のもちだしとなり、当局が14億円足りないと説明している歳入では、人件費を削減して増額する額は定期昇給を除けば１・２億円にしかならない、と市職労は反論しています。

他に当局の提案
　�@55歳の特別昇給の廃止
　�A退職時特別昇給３号から１号への切り下げ（当初提案２号へ切り下げ）
　�B55歳昇給停止（当初提案58歳昇給停止）
　�C枠外昇給の延伸ーです。

　鶴岡市の経常収支比率は、14年度決算で92・７％と庄内南部地区で最高でしたが、新年度は97％にもなろうとしています。
　庄内南部地区の合併で、大型開発を進めた富塚市長の財政危機のツケを町村にまわされてはたまりません。