鶴岡市議会12月定例会は20日、閉会しました。
市当局提案の議案は、議会最終日に追加提案された補正予算１件を含め、計26件が原案どおり、全会一致で可決承認されました。
「刑事訴訟法の『再審規定』の改正に関する請願」は、賛成14、反対11の賛成多数で採択され、意見書が可決されました。
賛成討論は、長谷川剛議員と南波純議員、草島進一議員、中沢深雪議員、反対討論は、五十嵐一彦議員と黒井浩之議員でした。
袴田巌事件など、えん罪被害者の早期救済に、過去に不採択された請願の歴史的な採択となりました。
「核兵器禁止条約の署名・批准に関する請願」は、賛成11、反対11の可否同数となり、議長裁決で不採択となりました（公明は採決に欠席）。
賛成討論は、坂本昌栄議員と遠藤初子議員、田中宏議員、工藤博議員、反対討論は、本間信一議員と渋谷耕一議員でした。
アメリカの「核の傘」の立場に立つ勢力を、少数に追い込むまであと一歩となりました。
「産業廃棄物焼却処理施設計画の見直しの請願」は、賛成19、反対６の賛成多数で採択され、意見書が可決されました。
賛成討論は、加藤鉱一議員と草島進一議員、反対討論は、佐藤麻里議員と工藤博議員でした。
事業者と住民の利害が対立した請願に、立場が問われました。
追加提案の一般会計補正予算は、市民１人２０００円分の消費喚起クーポン券事業２億５９０６万３千円、職員給与改定増額分３億６３１８万２千円など、11億３６９４万４千円を追加し、予算総額を７９７億１０５２万３千円としました。
