９月市議会閉会

「治安維持法犠牲者」８回目で採択

共産党提案「介護報酬引き下げ撤回」可決

　鶴岡市議会９月定例会は３日から27日まで開かれ、当局提案の議案は、議会最終日に追加提案された一般会計補正予算を含め、18件を全会一致で可決・認定しました。

　追加提案された一般会計の補正は、県と市が協調して行う、７月大雨に対する農業災害対策事業補助金です。

　農機具修繕、農薬・肥料購入費補助など１５６０万円と、枝豆種子確保対策の冷凍庫購入費補助３００万円を追加し、一般会計総額７７９億１６５３万９千円としました。

自公会派は「地位協定改定」以外の請願に反対

　市民から提出された請願３件のうち２件が採択されました。

　「治安維持法犠牲者」に関する請願は、旧鶴岡市議会を含め過去７回提出され、自公会派の反対で不採択となっていました。

　８回目となる今回は、自公会派11人が反対し、共産党市議団など14人が賛成し、採択されました。

　自民会派から離脱した議員が賛成に加わり、歴史的な転換点になりました。

　鶴岡市議会の採択で、県内35自治体中、半数を超える18議会が採択したことになります。

　日米地位協定の抜本的改定の請願は、全会一致で採択され、所得税法第56条の廃止は、共産党市議団など８人が賛成、反対が17人で不採択となりました。

　共産党市議団が提出した「訪問介護の基本報酬引き下げ撤回を求める意見書」は、賛成14人、自公会派の反対11人で可決されました。