関 病児保育の整備状況は。
子ども生育支援課長 病児・病後児・体調不良児の事業について、市町村の計画を県で集計し、令和４年度のべ利用数１万９４６１人の予測に対し、実績は１万１９０１人で、事業所数は増加している。
関 鶴岡市では、最初に実施した医療法人が３年間で撤退し、現在新たな２事業所で実施されている（定員は計５人）。
市は「採算性と保育士・看護師確保に苦慮し、『定員を増やして』というニーズに応えられない」としている。運営を市町村の計画に任せるのでは無く、県も推進を図るべきではないか。
課長 市町村の意見を聞いて、政府への要望などを検討していく。
関 病児保育の令和４年の厚労省の委託事業調査で、１０２５市町村６６９施設から回答があり、赤字施設が64％で、課題も示されている。県としての積極的な支援策を求める。
▽子どもが病気の時は、親が必要な日数を休める社会が求められますが、そうなっていない現状の中で、働きながら子育てするために、整備・拡充は切実な課題です。
不採算の事業となっていることから、政府が病児保育の補助金を抜本的に拡充し、県・市町村の努力も強く求められています。
（県議 関 徹）
