▽私は、県議会で、中長期的な自殺対策、民間団体への支援、命を大切にする地域づくり、「心のサポーター」の改善、子どもの自殺対策等を取り上げてきました。この間、自殺対策計画が策定され、5万人を超えるサポーター養成、市町村と連携も始まりました。
冷たい政治の犠牲者
▽しかし、県の自殺死亡率は、令和４年で全国3番目に高止まりしています（4年は減少）。高齢者が多い事は全国と共通ですが、県では男性が特に高く、20代を始め女性が増加等の特徴があり、10代が８人いる事（Ｒ３）には特に胸が痛みます。自殺は「追い詰められた末の死」と言われ、世界でも特に多い自殺者は格差と貧困、自己責任の政治の犠牲者です（下の表参照）。
▽鶴岡で自殺対策に取り組むＮＰＯの方々と知り合いました。毎年おこなっている学習会の中に「みんなで生きるために」というタイトルがありました。自殺対策も、助け合いと安心して暮らせる地域づくりの一環です。（県議 関 徹）
