議案は、決算４件、補正予算２件、条例６件、人事６件の計18件が上程されました。
下水道整備根拠の課税は全国11自治体のみ
条例は、
・鶴岡市市税条例の一部改正は、地方税法の改正や令和６年度からの森林環境税の賦課徴収に係るもののほか、都市計画税の課税区域の見直しなどを行います。
・都市計画税はこれまで、課税区域は、都市計画区域のうち「市街化区域」が原則です。
しかし、鶴岡市では、市街化区域に隣接・近接した公共下水道が供用開始された市街化調整区域にも課税してきました。
見直しは、市街化調整区域の一部に対する課税を令和６年度から廃止します。
見直しの理由は、
・下水道が整備された市街化調整区域の中でも、課税される区域とされない区域が混在していること。
全国的にも下水道の整備を根拠として市街化調整区域へ課税している自治体は、わずか11自治体のみとなっている（令和２年度・国調査）ことです。
都市計画税見直しの対象区域（8/18議会主要事項説明会資料から）
・鶴岡市東田川文化記念館設置及び管理条例の一部改正は、 史跡に指定されたことを受け、その旨を明記します。
・鶴岡市火災予防条例の一部改正は、総務省令の改正に伴い、火災予防の規制の対象となる蓄電池設備、厨房設備等の基準を見直します。
・鶴岡市放課後児童クラブ設置及び管理条例の制定は、改築中の朝暘第五小学校に合築する第五学区放課後児童クラブを、公設民営、指定管理により運営します。
・鶴岡市あさひ自然体験交流施設設置及び管理条例の一部改正は、湯殿山スキー場のリフト利用料金を増額改定します。
一般の１回券は２７０円から３２０円に、11回券は２７００円から３２００円に、１日日券は３２００円から３７００円に（高校生１８００円同額、シニア２７００円から３０００円、レディース１９２０円から２２００円）等に改定します。
福島原発汚染水の海洋放出の即時中止求める
請願は、
「東京電力福島原発からの処理汚染水の海洋放出の即時中止を求める意見書の提出」（緑ふくしま代表・蛇石郁子）１件です。
紹介議員は、草島進一議員（市民の声・鶴岡）と長谷川剛議員（共産党）の２人です。
13日（水）の総務常任委員会で審査されます。
議員発議の意見書案は３件です、
・「国の責任で学校給食費を無償化するよう求める意見書（案）」は、提出者が、坂本昌栄議員（共産党）と草島進一議員（市民の声・鶴岡）、南波純議員（SDGs鶴ヶ岡）です。
・「学校における教員不足と長時間労働解消のために教職員定数改善と義務教育費国庫負担２分の１復元を求める意見書（案）」は、提出者が、南波純議員と長谷川剛議員（共産党）です。
・「下水サーベイランス事業の実施を求める意見書（案）」は、提出者が、黒井浩之議員（公明党）と本間正芳議員（新政クラブ）です。
