沖縄への軍事力強化に依らず平和構築を

６月市議会に請願２件・意見書案３件

　鶴岡市議会６月定例会は13日開会されました。
　
　請願は２件です。

　「沖縄への軍事力強化に依らず、日本国憲法前文の理念を遵守して近隣諸国との友好関係を堅持し平和を構築することを求める意見書の提出に関する請願」（沖縄に応答する会＠山形代表・漆山ひとみ）は、田中宏・長谷川剛・草島進一議員が紹介議員です。

　請願では、

　①平和憲法を遵守し、近隣諸国との問題は軍事力に依らず外交的解決に努めること。

　②沖縄に強制している安全保障政策を見直し、さらなる軍事力の強化を止めること、を求めています。

　この請願は20日（水）の総務常任委員会で審査されます。

　「食料・農業・農村基本法の見直しに関する請願」（庄内たがわ農協・鶴岡市農協・両農政対）は、阿部寛・菅井巌議員が紹介議員です。

　請願では、

　①農村振興のみならず、農業振興の観点からも「多様な担い手」を基本法にしっかりと位置付けること。

　②水田活用の直接支払交付金の見直しに止まらず、ゲタ対策等の経営所得安定対策や、個々の農家に対する新たな直接支払制度の導入を含めた施策全般にわたる見直しを行うこと、を求めています。

　この請願は23日（金）の産業建設常任委員会で審査されます。

正規教員増を

　議員発議の意見書は３件です。

　「学校における教員不足と長時間過密労働解消のために、基礎定数改善による正規教員増を求める意見書」は、長谷川剛・南波純議員が提出。

　意見書では、

　小学校教諭の33・４％、中学校教諭の57・７％が月80時間以上の時間外労働の「過労死ライン」を超え、精神疾患による求職者数は２０２１年度に過去最多の５８９７人を記録し、教育現場を早急に改善することが喫緊の課題だとし、

　①公立小中学校・高等学校の学級編成標準を改正し、少人数学級制をさらに拡充すること、

　②「乗ずる数」「除すべき数」の数値を改正し、教員の授業担当コマ数の軽減を行うこと、を求めています。

　「コロナワクチン接種後の約２０００件の死亡例について、徹底調査を求める意見書」は、草島進一・坂本昌栄・南波純議員が提出。

　意見書では、

　コロナワクチン接種後の約２０００人の死亡例について、厚生労働省がワクチンとの因果関係を公式に認めたのはこれまで１例に止まっているとして、

　①ワクチン接種後の死亡例について徹底した追跡調査をおこなうこと、を求めています。

　「ローカルフード法を求める意見書」は、草島進一・菅井巌議員が提出。

　意見書では、地域在来品種等の種苗の保存や利用、技術開発と普及を進めるために、ローカルフード法の早期成立を求めています。

　意見書は、26日(月)に各会派による調整を経て、本会議最終日に提出されます。

統一教会がらみ、相反する陳情２件

　陳情は２件で、

　「政治家の皆様へ統一教会との関係断絶を求める声明」（全国霊感商法対策弁護士連絡会）は、被害者救済の実効性ある措置や、関係を断絶する決議等を求めています。

　「全国霊感商法対策弁護士会の不当な声明に対する陳情」（山形県を明るくする会）は、関係断絶などの決議を行わないことや、信者が不当な差別を受けることのないよう、求めています。

　陳情は、議会運営委員会に報告されます。