関　徹県議

新型コロナ「５類化」以降の懸念は大

▽３月末に発表された帝国データバンクの調査によると、４月の食品値上げは５１０６品目：前年比４倍超で、「年内値上げ累計 ２万品目を突破するとみられる」。

△県は４月20日、「医療提供体制の『移行計画』」（５月８日から９月30日）を策定しました。

　新型コロナの感染症法上の位置づけ変更（２面別表）を元にして、現在、荘内病院等11医療機関で担っている２９４床を１０４床に縮小し、それ以外の医療機関に新たに要請することで５３６床確保する、同じく４５７カ所の外来医療機関を新たに拡大して７３０カ所にする等を内容とするものです。

　人員体制や施設・設備等の問題から、新たな医療機関への拡大が極めて困難である事は明白であり、医療体制が確保される見通しはありません。

△21日に開催された議会運営委員会（自民８、県政クラブ４）にこの計画が説明され、委員外発言で、「大きな感染拡大が予測されている中で極めて重大な内容であり、議会として緊急に審査する必要がある」と提起しましたが、誰も賛同しませんでした。

　県議会の態度も厳しく問われています。（県議　関　徹）