関 徹県議

安全・安心の保育を求めて

新つるおか2022年12月18日No.2327


 保育士が園児を虐待するという事件が報じられています。保育が子どもへの深い愛情を土台にした仕事と認識されているだけに、社会に与える衝撃は大です。

▽虐待は絶対に許されませんが、これを罰するだけでは何も変わりません。私は県議会で、保育士不足、保育事故などの根本に、国の低劣な保育士配置基準があることを指摘、国に対して改善を求めるとともに、県としても、基準を上回る保育士配置を支援することを提案してきました。全国13県が支援策をおこなっています。県の答弁は「政府に引き続き要望する」としつつ、「(県独自支援は)相当の財源が必要」「研究する」にとどまっています(2022年6月)。

▽政府は事件を受けて「調査をおこなう」などと言っていますが、配置基準改善と保育士の賃上げに思い切ってお金を投入すべきです。こうした課題を放置して、「国の安全のために防衛費倍増」とは片腹痛い。  (県議 関 徹)


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