９月市議会６日開会

コロナワクチン接種に２・８億円

一般会計補正予算18 ・２億円

　鶴岡市議会９月定例会は６日から29日まで開かれます。

　上程される議案は、決算４件、補正予算３件、条例６件、事件５件、人事３件の計21件です。

■灯油購入費助成５０００円を１万円に増

　一般会計補正予算は、18億２５２５万円を追加し、予算総額を７５４億５２９０万９千円とします。

　この補正予算のうち、新型コロナ対策及び原油価格・物価高騰等対策に関する経費は次の通りです。

・生活困窮者自立支援事業（住居確保給付金）の増額補正３９９万３千円は、住居確保給付金（最大９か月間）に、さらに３か月間の再支給（追加支給）の特例措置が設けられました。

　申請期限が９月末まで延長され、不足分を増額補正します（国４分の３）。

・灯油購入費助成事業３０００万円は、１世帯当たり当初予算５０００円を１万円に増額し、住民税非課税世帯のうち、高齢者世帯、障害者世帯、ひとり親世帯、要介護認定者世帯の計約６０００世帯に助成します。

・新型コロウイルスワクチン接種事業２億８０９６万４千円は、国の事務連絡に基づき、オミクロン株に対応した新型コロナウイルスワクチンの接種体制の準備を進めます。

■大雨災害復旧に１億６千万円

　その他の主な事業は、

・住民基本台帳ネットワークシステム事業１２２８万２千円は、マイナンバーカード普及促進の取組強化のための経費の増額。

・農業人財育成確保事業１０００万円は、国の経営継承・発展等支援事業補助金。

・企業立地促進事業２６３２万８千円は、大山工業団地の分譲に係る用地取得助成金。

・地域内企業の高度化、企業活性化支援事業１０３０万円は、「鶴岡版イノベーションプログラム」実施事業に対する補助金で、野村総研と連携し、新規創業の企業化集団を目指します。

・公共土木施設災害復旧事業１億６０００万円、市単独災害復旧事業２４００万円、林業施設災害復旧事業２２６０万円は、８月に発生した大雨災害に係る道路、林道等の復旧経費です。

・加茂水族館改築事業１億３１６７万８千円は、建設資材の高騰等に伴う加茂水族館リニューアル工事費の増額です。

　また、財政調整基金に３億６０００万円、減債基金と地域まちづくり未来基金に各１億８０００万円を積み立てるとともに、市債の繰上償還３億７０６４万３千円で将来負担の軽減を図ります 。

　介護保険特別会計 は、介護給付費準備基金の積立金４億円と、前年度の実績に基づく国庫支出金等の精算に伴う返還金４９３７万２千円です。

　下水道事業会計は、施設改良費１億６７２０万円で、来年度に予定していた農業集落排水施設（田川・三瀬地区）を、県の補助金を受けて今年度に前倒しで整備します。

■男性市職員の育休取得期間延長

　条例案件は、

・市職員勤務時間休暇等条例の一部改正は、男性職員が育児参加するための特別休暇の取得期間を延長します。

・市職員育児休業等条例の一部改正は、原則として２回の取得が可能となります。

・市税条例等の一部改正は、地方税法等の改正に伴うもので、住宅借入金等特別税額控除の見直しと延長などです。

・鶴岡市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除及び不均一課税に関する条例の一部改正は、本社機能の移転などに対する適用期間を延長します。

・市手数料条例の一部改正は、既存住宅についても長期優良住宅の認定の対象となることから、その手数料の額を定めます。

・あさひ自然体験交流施設条例の一部改正は、湯殿山スキー場リフトの利用料金の改正で、高校生１日券（１８００円）を新設し、レディース１日券の利用日から年末年始を除きます。

■朝五小改築工事契約

　事件案件は、

・市立朝暘第五小学校改築工事及び第五学区放課後児童クラブ新築工事請負契約の締結です。

　本体工事の契約金額は22億１１００万円で、佐藤工務・佐藤組・山口工務店特定建設工事共同企業体、

　機械設備工事は、４億１３７１万円で、山空・桜井特定建設工事共同企業体、

　電気設備工事は、３億４６５０万円で、荘配・電機鉄工・鶴ハク特定建設工事共同企業体で、完成日は令和６年６月28日です。

・湯殿山スキー場新第２ロマンスリフト建設工事請負契約の契約額の一部変更は、令和３年９月22日議決の２億６４００万円を、２億９９９０万４千円に変更します。