保守会派「延期なら賛同できる」

「インボイス延期」請願採択

様々な業種から中止求める声

　消費税廃止田川地区連絡会（菅原健一会長＝鶴岡民商会長）が提出した「インボイス実施の延期を強く求める」内容の請願が、６月市議会で全会一致で採択されました。

　政府に対して意見書が送付されたことを受け、請願紹介議員を務めた菅井巌市議が、請願団体事務局の鶴岡民主商工会を訪問しました。

　山田美加事務局長は採択に向け、菅原会長と市内の商店振興会、印刷協同組合、電気工事組合などへの訪問を行い、そこで寄せられた声などを紹介しながら、６月議会前に市議会の各会派を訪問しました。

　請願趣旨の説明を行い、「保守会派の議員からは延期なら賛同できる」と言われたことから、請願の内容を、中止から延期に修正し、提出した経過が述べられました。

　菅原会長は「これまでにない保守議員の反応と、話せばわかる情勢の変化に大きな確信が持てた」、

　「コロナ禍と物価高騰の影響のもとで、現場の事業者の声が議員に届いているからでないか」と述べました。

　さらに地域の様々な業種から、インボイス実施で深刻な影響が及ぶ実態と、中止を求める声が上がってきていることが述べられました。

　各界連や民商では、鶴岡市議会での採択をうけ、９月議会に向けて他自治体での請願採択を目指すとしています。