子育て世帯支援給付に１・３億円

臨時市議会24日開会

プレミアム商品券「酒井家入部」外し再提案

　鶴岡市議会５月臨時会（24日）に提案される議案について17日、議会に説明がありました。

　令和４年度一般会計補正予算は、５億５７２７万１千円を追加し、予算総額を７２３億４８７８万９千円にします。

■児童扶養手当受給・家計急変世帯等に給付

　その内容は、

・子育て世帯生活支援特別給付金給付事業１億３７２７万１千円は、物価高騰等の影響を受けて、生活が困窮している低所得の子育て世帯に対し、給付金を支給するものです。

　支給額は児童１人あたり５万円、

　対象者は、18歳までの児童を養育している者のうち、

　①児童扶養手当受給者、

　②①以外の令和４年度住民税均等割が非課税である子育て世帯、

　③家計が急変したことにより、住民税が非課税相当の収入になった者です。

　支給人数は、受給者約１４００人、児童約２５００人を予定しています。

　支給時期は、①６月末予定で、それ以外は口座が確認できる人は７月中旬、ほか随時支給となります。

　財源は全額国補助金です。

■住民税非課税世帯臨時特別給付に２億円

　１月補正で、令和４年度繰越明許で措置した「住民税非課税世帯等臨時特別給付事業」２億９００万円では、生活困窮世帯に１世帯当たり現金10万円を給付します。

　非課税世帯には、令和４年度の住民税決定後に、対象世帯に対し、市から確認書を発送し、返信の確認後に６月給付します。

　新型コロナの影響により非課税世帯と同様の状況と認められる世帯は、収入の減少を確認できる書類等を添付した申請が必要です。

　ただし、いずれも令和３年度で給付を受けた世帯等が除かれます。

■プレミアム付き商品券９月中開始予定

・新型コロナウイルス感染症対策消費喚起対策事業３億２０００万円は、４月27日の臨時会で、事業の名称「酒井家庄内入部４００年記念」などに反対の意見があったことから、再提案されます。

　プレミアム付き商品券発行事業で、１セット５０００円を４０００円で販売し、プレミアム分１０００円、プレミアム率25％で、１人あたり２セット限定です。

　販売は全市民を対象に、スマートフォンなどのアプリ版と、紙による印刷版で、計24万セットを発行します。

　大手チェーン店やコンビニなどを除く、市内の中小・小規模店舗で利用できます。

　実施は、９月中の開始で期間は３か月間、紙版は10月中の開始で２か月間実施を予定しています。

　完売しなかった場合は、アプリ版でのみ２回目の販売を予定し、その際は市民以外にも購入対象者を広げるとしています。

　事業費の25％を占める委託料７９７５万円と事務費25万円の内訳は、人件費の他、利用者のクレジットカード払いの手数料や、紙の商品券作成、加盟店が支払うアプリの決済費用、アプリシステムの利用経費、ポイント手数料、広告宣伝費などの経費です。

　他自治体の例と比較しても、高額なものではないとのことです。

　経費には、新しい生活様式に対応したキャッシュレス促進が目的に含まれていますが、その妥当性は検証が必要です。

■小規模事業者経営継続支援１億円追加

・小規模事業者経営継続支援事業１億円は、２月補正で措置した第４回支援金に想定より、多くの申請があったことから、必要額を追加します。

　２月補正では約１７５０事業所分３億４０００万円に、５月補正で約５００事業所分１億円が追加されます。

　財源は全額、地方創生臨時交付金です。