政治倫理違反は存する

新政ク政活費問題

政倫審が全委員一致で確認

　第３回鶴岡市議会議員政治倫理審査会が８日開かれました。

　審査対象の五十嵐一彦、石塚慶、渋谷耕一、本間信一、本間新兵衛各議員に対し、政治倫理基準違反の存否について確認され、全委員が「違反は存する」としました。

　委員から「結果的に重複であろうと不正には違いない。責任を認めるべきである」との意見が出されました。

　坂本昌栄議員は、「辞書に書かれている通り、不正は正しくない事であり、子どもでも理解している。

　故意や意図的で在ろうがなかろうが、不正には違いない。存に値する。

　『手引き』に沿わない請求では、政務活動費は税金であり、それを活用する立場の公人である以上、ルールは把握し運用するべきである」との意見を述べました。

　菅原一浩議長から、「今後審査結果の報告に移るが、審査対象議員に対する措置の在り方についても検討を頂き、一定の方向性を打ち出してほしい」旨の発言がありました。

　それを受け、具体的な措置を決定する前の論点整理の協議を行いました。

　新政クラブの議員説明会での謝罪にふれて、委員から「説明会はマスコミも入り一定の社会的制裁を受けているので、措置決定では考慮するべき」との意見が出されました。

　坂本昌栄議員は「マスコミの前で謝罪しようが、税金を不正にもらったとなれば、市民目線では納得いかない。考慮するべきではない」と述べました。　次回第４回審査会は14日午後１時から予定され、措置について協議されます。