３月16日に発生した、福島県沖を震源とする地震が、鶴岡市でも震度４が観測され、上郷・大荒地区の一般廃棄物最終処分場内では、防災調整池の法面が横10ｍ×高５ｍにわたって崩れたとの報告があり、菅井巌市議と坂本昌栄市議が現地調査を行いました。
埋設地から出る浸出水は、薬剤や、ろ過装置を用いて処理された後に、公共下水道に接続され流されており、被害はありません。
しかし、今回被害があった「防災調整池」は、それ以外の周辺から流れ出た水を一旦貯めて川に流すために、施設の最前方に配備されているものです。
現場案内した担当者の説明では、法面は、植物などの種を被覆して法面保護を行っているが、施設運用から間もないことや、日当たりなどで植生にばらつきがある等の課題が示されました。
今回の地震によって、そうした箇所が崩れたと推測されます。
最終処分場の建設中には、大雨などにより下流域の側溝に土砂が流れ出たこともあります。
土砂流出を防ぐために、防災調整池が果たす役割は大変重要で、早急な修繕工事と万全の対策が求められます。
