「公務と公務外の認識不足」などと弁明

市議会政倫審

徹底追及の声に新政ク「意図的ではない」

　鶴岡市議会議員政治倫理審査会が、３月22日と29日の両日開かれました。

　委員長は富樫正毅議員、副委員長は坂本昌栄議員、委員は石井清則議員、阿部寛議員、佐藤昌哉議員です。

　22日は、審査請求者への聴取が行われ、29日は審査対象の五十嵐一彦、石塚慶、渋谷耕一、本間信一、本間新兵衛各議員への聴取が行われました。

　審査対象議員は、「費用弁償の把握と、自分のスケジュール管理が不足していた」、「政務活動費の手引きの把握が出来ていなかった」、「公務と公務外の認識が不足していた」などと弁明しました。

　委員からは、「新政クラブが調査したものを根拠に提出されているが、新たに出てきたものがある」と出されましたが、委員長から「審査が拡大していくため、請求されたものに沿うように」と指摘されました。

　委員から、「公務との重複と、手引きに沿わない報告の具体的な日時は」、「議会事務局からの指摘をどこまで共有したのか」などの質問が出されました。

　会計責任者の石塚慶議員は、「その都度共有し、多少修正を求め、数回にわたって行った」と答えました。

　聴取後、「徹底追及しないと議会の信頼が得られない」、「まだまだ疑念があると報告すべきだ」などの意見が出されました。

　一方、新政クラブの委員からは、「意図的な不正ではなく、不適切なものだ」との意見が出されました。

　次回４月４日10時からは、議員政治倫理基準に違反する行為かどうか、「存否」について協議されます。