市当局提案の令和４年度各会計当初予算９件、専決処分の承認１件、補正予算４件、条例６件、事件５件、人事２件、最終日に追加提案された令和３年度
一般会計補正予算、及び教育長人事が、全会一致で可決承認されました。■除雪費増額補正 過去最高額に
３年度一般会計補正は、豪雪に伴う除排雪作業委託料等の増額５億９２００万円を追加し、総額を８１４億９５１万円としました。
３年度除雪対策費は、３月議会補正予算で25億７８８１万８千円と過去最高額になります。
任期満了に伴う市教育長の任命では、布川敦教育長が再任されました。
■「戦没者遺骨含む土砂を使うな」請願継続審査に
請願では、「人道的見地から沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を採掘し埋め立てに使用しないよう国に意見書提出を求める請願」（戦没者の尊厳を考える市民の会代表・漆山ひとみ）は、継続審査になりました。
11日の厚生常任委員会（菅井巌委員長）で、請願者の発言が全員賛成で認められました。
請願者の意見聴取は、休憩中に行われ、委員会の会議録には記載されません。
■敵基地攻撃能力で命は守れない
日本共産党市議団が提案した意見書は２件で、「水田活用の直接交付金の見直しに関する意見書」は、全会一致で可決されました。
「『敵基地攻撃能力の保有』の検討を行わないことを求める意見書」は、共産党市議団と市民の声・鶴岡、市民フォーラム、ＳＤＧｓ鶴ヶ岡の計10人が賛成し、新政クラブと公明党、無所属の計17人が反対し、否決されました。
反対討論で佐藤昌哉議員（新政）は、「国民を守るために、憲法や国際法の範囲内で、敵基地攻撃能力の保有を含め、あらゆる選択肢を排除せず、現実的に検討すべきだ。
国の防衛・外交などは、地方議会になじまない。」と述べました。
賛成討論で坂本昌栄議員（共産党）は、「岸田首相は、敵基地攻撃能力の保有は国民の命を守るためと言うが、ロシアの軍事侵略を見て、人間の命が守られていると言えるか。
命を守る行動は、対話による以外に出来ることはない。
相手が軍事や、力の論理、核兵器で威嚇してきた場合、こちらも軍事でいこう、力でいこう、核兵器で行こうとなれば、軍事対軍事の果てしない悪循環となり、戦争につながる一番危険な道だ。
防衛は、政府だけが考える事ではなく、市民と、市民の命を守るべき地方自治体も一緒に考えるべきだ。」と述べました。
