３月市議会１日開会

新年度予算７１７億７３００万円

前年比1.5億円増、公債費・民生費増加

　鶴岡市議会３月定例会は３月１日(火)から23日(水)まで開かれます。

　上程される議案は、令和４年度当初予算９件、専決処分の承認１件、補正予算４件、条例６件、事件５件、人事２件の計27件です。

■障害者支援・生活保護・保育など民生費約12億円増

　令和４年度一般会計当初予算の総額は７１７億７３００万円で、前年度当初比で15億２８００万円（２・２％）増です。

　ごみ焼却施設や一般廃棄物採取処分場整備など、市債償還の公債費が前年度から約４億１０００万円増加し、障害者支援や生活保護費、保育や後期高齢者医療など、民生費全体で約12億円増加していることが主な要因です。

■酒井家庄内入部４００年記念事業に４３１１万円

　総合計画の「未来創造のプロジェクト」に関連する、新年度の主な重点事業では、

・「婚活支援事業」１２３１万２千円は、新居の家賃・引越費用等への支援を拡充し、新たにマッチング機能の強化を図るなど、結婚を希望する若者を支援を進めます。

・「若者・子育て世代応援推進事業」２７９万９千円は、進学後も地元とのつながりを保つため、学生が鶴岡での学習や体験を通して、本市をより深く知り、地域内企業で働く人材や研究者などと交流する機会を提供します。

・「地域医療推進事業」３７３万３千円は、地域医療に関するアンケート調査や市民勉強会を通じて、地域医療のあるべき姿を市民とともに考え、庄内２次医療圏の地域医療のあり方を検討する場を設けます。

・「地域包括ケア推進事業」の「重層的支援体制整備事業」９９２万２千円は、地域住民の支援ニーズに対応する包括的な支援体制を整備するため、多機関協働による重層的支援体制への移行に向けたセミナー等の開催など、意識醸成や地域別研究会による検討を進めます。

・「食文化創造都市推進事業」の「食と食文化の魅力プロモーション事業」１０１６万円は、本番年として、首都圏プロモーション、ふうどフェスタや、豊かな食の郷土づくりカンファレンス等を実施します。

・「産業強化イノベーションプロジェクト」２４８万４千円は、大山工業団地に次ぐ新たな産業用地の整備に向けて、開発区域や手法、実施体制を定め、企業の新規立地などを促進します。

・「酒井家庄内入部４００年記念事業」４３１１万円は、実行委員会が行う各種記念事業等に支援します。
　記念式典・講演会の開催、庄内一円の博物館等との展示連携、鶴岡公園桜ライトアップ等の観光誘客、小中学生の歴史発見事業等を実施します。

・「地域国際化ＳＤＧｓ推進プロジェクト」３３４万４千円は、ＳＤＧｓ未来都市として、普及啓発や事業者・団体等の取組みを後押しするため、登録認証制度を推進します。

■先端研究産業支援セ拡張に６億円
　加茂・大山コミセン改築

　投資的経費では、

　朝日庁舎改築に向けた地質調査と実施設計４６５５万２千円、

　先端研究産業支援センター拡張事業６億６６１万３千円、

　映画機能付交流スペース（旧まちキネ）改修補助金２９９０万８千円、

　加茂コミセン改築３億４７４万４千円、

　大山コミセン改築３億５５５２万１千円、

　旧小堅コミセン解体１１６７万９千円、

　上郷コミセン大規模改修５９５０万円、

　５学区コミセン改修実施設計４５５万円、

　朝暘五小と合築の放課後児童クラブ整備１億２７１４万７千円、

　鶴岡西部児童館の増築６５３３万４千円、

　旧ごみ焼却施設の解体３億７０５７万３千円、

　大荒一般廃棄物最終処分場の付帯施設と排水管の設備２億７５２０万６千円、

　岡山最終処分場閉鎖１億７４００万円、

　湯殿山スキー場リフト更新１億６７７０万円、

　鶴岡公園正面広場整備７７００万円、

　温海公園ばら園改修実施設計９７６万円、

　赤川かわまちづくり事業赤川河川緑地の駐車場やトイレ整備５５８０万円、

　中心市街地区の一方通行解除に向け都市計画道路山王町本町線の整備１０１０万円、

　銀座商店街での民間共同住宅の整備補助金９５０万２千円、

　消防朝日分署改築設計委託９３８万４千円

　朝暘第五小学校改築10億９４８４万円、

　斎小体育館の改築２億３２３３万５千円、

　中央公民館エレベーター更新１８８０万円、

　加茂水族館改築６億２１９４万７千円、

　松ヶ岡開墾場周辺環境整備事業１億２１０万円、などです。