衆院選

鶴岡で大健闘 比例・選挙区とも前進

「東北の命綱」高橋さん比例議席守る

日本共産党 10議席 共闘が一定の効果

街頭で選挙結果報告する高橋千鶴子衆院議員（左から３人目） と舩山由美比例候補（その左） （１日、仙台市内）

　10月31日に投開票された第49回衆議院議員総選挙で、日本共産党は山形３区で、梅木威候補が史上初めて新社会党からの支援を受けてたたかい、前回から得票を８５９票伸ばし１万２１００票を獲得。得票率も５・64％から６・47％に前進しました。

　鶴岡市においては、前回比３１７票増の５８９１票獲得し、得票率も１・13ポイント伸ばし、８・97％となりました。

　比例代表では前回から１９９票伸ばし、６４８３票を獲得し、得票率は10・12％と１・12ポイント前進しました。

　三川町と庄内町でも前進し、大健闘しました。

■比例東北議席守る

　比例代表東北ブロック（定数13）では、高橋千鶴子氏が７選を果たし、「東北の命綱」の１議席を守りました。

■全国では残念な後退

　全国では、日本共産党は比例代表で９議席、小選挙区で「オール沖縄」の枠組みでたたかった沖縄１区で勝利し１議席、合わせて10議席を獲得しました。

　比例代表は、前回獲得した11議席（得票４４０万票、得票率７・90％）から９議席（得票４１６万票、得票率７・26％）へと後退する結果となりました。

■野党共闘が一定の効果上げる

　今回の総選挙で、日本共産党と立憲民主党、社会民主党、れいわ新選組の４野党は、市民連合と20項目の共通政策を結び、共産党と立民は政権公約でも合意し、「政権交代」をめざし協力・連携してたたかいました。

　全国２８９の小選挙区のうち２１４区で候補を一本化しました。

　神奈川13区で自民党の甘利明幹事長が敗北したのをはじめ、自民党の重鎮や有力候補に野党候補が打ち勝つ選挙区が相次いで生まれました。

　共闘が一定の効果を上げたことは間違いありません。

　一方で、自公の補完勢力である「日本維新の会」が公示前11議席から41議席へと議席を伸ばしました。

　自民、公明と維新の改憲勢力は、改憲原案の国会発議に必要な衆院総定数の３分の２（３１０議席）以上を確保しました。

■「２大目標」やり遂げ来夏の参院選で勝利を

　全国では後退という結果になりましたが、選挙戦は「市民と野党の共闘で政権交代を」という最初のチャレンジとして、大きな意義がありました。

　来年夏には、参議院選挙が行われます。

　また、日本共産党は創立１００周年を迎えます。

　今度こそ市民と野党の共闘を成功させながら、日本共産党の躍進をかちとるという「２大目標」をやり遂げ、党創立１００周年を、新しい政治変革のうねりのなかで迎えられるよう、強く大きな党をつくりあげる仕事に全力をあげる決意です。