「中小企業振興条例」否決

市議会常任委

自公会派が反対、修正案も出さず

　３月議会に提案され２度の継続審議になっている「鶴岡市中小企業振興条例」が、13日の産業建設常任委員会で、自公会派の反対多数で否決されました。

　共産党市議団は、６月議会で早期成立を求めました。

　自公会派は「提案プロセスに問題」、「スローガン的内容で意味がない」と反対しました。

　２度の継続審議で、条例条文に問題があれば修正案を提出できますがありません。

■「地域社会・経済発展につながる合意」打ち砕く自公会派

　皆川市長は昨年度に続き「小規模事業者経営継続支援金」を７月末まで一律20万円、２回目は10月末まで20万円に、売上額の少ない業者へ10万円を加え、他市町にはない「真水」支援を実施し、３回目も検討しています。

　皆川市長は９月議会総括質問の答弁で、「地域経済の基盤である中小企業の振興に何が必要なのか、市当局も、議会も、関係する様々な方々も考え、提案し、実行することが大事。

　全ての関係者が中小企業の果たす役割の重要性を理解し、地域社会と経済の発展につながる合意が出来ることを願っている」と答弁しましたが、自公会派はその願いを打ち砕きました。


鶴岡市中小企業振興条例（案）2021.03