■酒田・三川・庄内で国保税引き下げ
各市町の情報交換では、酒田市と三川町、庄内町が令和３年度の国保税引き下げの改定を行っています。
鶴岡市では令和２年12月に市当局が国保税引き下げを国保運協に提案しましたが、委員の反対意見があり、３年１月の国保運協で撤回しました。
共産党市議団が３月議会に１人５千円引下げの条例改正を提案しましたが、共産党以外の反対で否決されました。
坂本昌栄議員は、国保会計の基金残高が鶴岡市８億５０００万円に対し、酒田市が24億４５００万円となっていることから、余剰金と基金積み立てについて質問しました。
酒田市と三川町は、前年度の余剰金を毎年基金に積み立て、不足した場合に取り崩しを行っている、庄内町は利子のみを積み立てているとの報告がありました。
■鶴岡の繰越金・基金合計は酒田の基金残高と遜色なし
鶴岡市は余剰金を積み立てず翌年度の繰越金としており、令和２年度当初で12億４０００万円の余剰金があります。
基金残高８億５０００万円と合わせると、21億円の財源留保額があり、酒田市の基金残高24億円と比べ遜色がありません。
市の２年度決算でも新たに４億円の余剰金が見込まれ、25億円の留保額に膨らみます。
鶴岡市は国保税引き下げの財源が十分にあることが浮き彫りになっています。
